テープ起こし(テープライター)とは
テープ起こしについて
データ入力に似たお仕事に『テープ起こし』があります。このページでは、テープ起こしの仕事内容や種類などについて解説しています。

■テープ起こしとは
テープ起こしというのは、講演やセミナー、会議、インタビュー、座談会などの内容を録音された人間の言葉や会話を聴き取り、その内容を文章(データ化)にすることをいいます。
テープライターをいう言葉で呼ばれることもあります。
■テープ起こしの仕事内容
クライアントから受け取った媒体(カセットテープ、MD、ICレコーダーなど)に録音されている音声データを聴きながら、文章化していくお仕事です。媒体が紙でなく、ICレコーダーなどの音声の違いがあるだけで、行う仕事は「データ入力」と似ています。
また、テープから文字起こしをするので、付いた『テープ起こし』というこの名前。
最近では、ICレコーダーの普及により、カセットテープでのやり取りは随分と減っています。
このテープ起こしのお仕事は、専門に行う業者さん(翻訳、速記、データ入力といった会社)がいるので、そちらの下請けとしてお仕事を受ける場合が多いようです。
また、出版社や印刷会社などでも需要があるので、声を掛けてみるとアルバイトとしてお声が掛かったりすることもあります。
「テープ起こし」というこのお仕事も、結果的に文字をデータ化する作業なので、実はデータ入力の「ベタ打ち」と並んで、とても人気の高い在宅アルバイトのひとつなのです。
■テープ起こしの種類
人間の喋る言葉というのは、それぞれにクセがあって、

「あー」とか「え~っと」といった、言葉の冒頭に出る意味のない言葉。
「そうですよね~」といった、語尾の引き伸ばし。
会話の流れに合っていない相槌、つぶやきなど。
言葉の言い間違え、とちりなど。
これらをそのまま文章にするとクセのある読みにくい文章になってしまいます。
そこで、音声データを文章化する際に、意味を持たない部分などを取り除くことを『ケバ取り』といいます。逆に「あー」とか「え~っと」とかの部分もそのまま文章化してしまうことを『素起こし』と読んでいます。
また、ケバ取りの作業に加え、より読みやすくする作業を『整文』(リライト)といいます。
■テープ起こしのメリット
テープ起こしのメリットは、データ入力と同じで、
・自宅でできる
・空いた時間に出来るので、時間の融通がきく
・在宅ワークの中では報酬が高い
・手に職がつく
■テープ起こしの通信講座
テープ起こしは一見簡単そうに見えて、実はそう簡単なお仕事ではありません。

法律関係やIT関連、その業界で使われる専門用語など、いわゆる専門的な会話が録音された音声データを依頼されるケースの方が多いからです。
分からない単語や判断のつきにくい表現があったりするケースが結構あったりします。
テープ起こしがはじめての方は、通信講座を受講する方法もあります。